日が落ちてからの北風の冷たさが、人肌の温もりを誘うようにも感じます。
古い英字新聞が出てきたので、電子辞書を使って読んでみました。昔も男性
が女性を誘うのには苦労していたようです。
その当時の研究者によると、ロックミュージックの性的に刺激的な歌詞とリズ
ムは、お嬢さん方への母親の警告を忘れさせるそうです。
今も昔も若い男性達は、若い女性を探していますが、(女性達も同じかもしれま
せんが)昔の男性は、女性の気を引くように、バルコニーの下で詩を朗読したり、
情熱的な手紙を書いたり、タンゴの踊りを習ったりしていました。しかし、カセ
ットテープをプレヤーに入れるように簡単にはいかなかったようです。
そこには、想像力や独創性が必要だったようです。
女性を誘うことだけを毎日毎日考えていた男がいました。彼は、デートの経験が
少なく、特に2回目は誰も会ってくれませんでしたので、十分に注意して、計画
を考えました。
音楽を試してみましたが、ロックンロールの前の時代でしたので、フランク シナ
トラのような曲をコインがなくなるまでジュークボックスでかけましたが、女性に
音楽に影響はなく、母親の警告どおりに早く帰宅しました。
次に彼は、情熱的なラブレターを書くことにしました。しかし、彼の文章はとても
悪く、何人かの女性は、警察に手紙を送りました。すると彼は、警察に呼ばれて解
決していない性犯罪者として尋問を受けることになりました。
彼が詩を書いたときのことです。ある夜、彼は女性の家がある細い路地で詩を朗読
しました。しかし、彼の声が小さくて誰も聞こえませんでした。さらに見回り中の
警察にのぞきだと疑われて連行されました。
他のときは、神秘的な力を持つ有名な占い師にもらった黒いほれ薬を女性の食べ物
や飲み物に入れると彼女の方からすがりついて来ると聞いたので、デートのときに、
女性の食事にその薬をふりかけました。すると彼女は3日間病気になり、お店のオ
ーナーは、保健所からお店の閉鎖を言い渡されました。
彼は、すべてがうまく行かなかったので、必然的に彼の年代の通常のアプローチに
頼ることにしました。それは、女性達を酔わせてしまおうとしたことです。
友人が、居酒屋よりもロマンチックなところの方がうまく行くと言うので、バーに
女性を誘いました。彼は、異常に興奮していて最初の1時間に8杯目を飲み干した
後、ちょうど午後9時になるときにひっくり返って、翌朝まで意識を回復しません
でした。
違う友人が、「何かお腹に溜まるものを食べて行けば、急にお酒に酔わないだろう」
とアドバイスしました。そこで、彼はデート前にグレービーソースのステーキを2皿
食べました。彼が元気だったのは10時まで、それ以降は気分が悪くなり、バーテン
ダーに店から放り出されました。
他の友人は、バーテンダーに合図を送って、女性のドリンクのアルコールを強く、彼
のドリンクのアルコールを弱くしてもらうといいと言いました。彼は、ドリンクを注
文するたびにバーテンダーにウインクしていたら、バーテンダーに殴られてしまいま
した。
医者にこのままそのロマンチックな計画を続けると肝硬変と糖尿病になると言われま
したが、彼は諦めませんでした。そして、彼は、無事に結婚できました。
しかし、この計画が成功したのか?
彼女と結婚できたのは、酔って酒のボトルで彼女を叩いたからです。お酒を沢
山飲ませたわけではありませんでした。
恋は、悲劇にも喜劇にもなりそうですね。
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